「土蔵の傾き修正は!大変よ!」
2022年07月16日(土)
本日の現場はヨシテクトン(岐阜県関市)様のご依頼で
土蔵の傾き修正工事を施工させて頂きました。
かなりの沈下具合で100㎜程度下がっており、根がらみ
という作業をしてジャッキセット出来る様に段取りします。
土蔵は真壁(しんかべ 柱を露出する壁のこと)の様に
見えますが外側に50~80㎜程度土壁が塗ってあります。
この土壁が泥棒や火災に効果的なので分厚い土壁があるん
ですね。裏を返せば土壁が重たくなるので大変なんです。
写真の様に木材の横架材と柱をボルトで緊結し、梁に方づえ
を設置し上げなければ中々揚がりません。
土蔵っていうのは木造建築ではありますが、在来の住宅とは
全く違う構造で出来上がっているんですね。
今週の一言「土蔵は先祖代々から引継ぐ!宝です!」
先祖が苦労して建てた土蔵を残す「最大の先祖孝行」ですね。
PROFILE
代表取締役社長
安田 厚士
岐阜県立大垣工業高等学校 建築科を卒業。その後、5年間の武者修行を経て、23歳で有限会社 太豊工業へ入社。1級建築士、2級土木施工管理技士の資格を持ち、これまで3,000件以上の施工に携わり、お客様の大切な家・建物を守り続けています。